2025.2.1

都電もなか本舗  菓匠  明美

都電荒川線「梶原」駅前の商店街入口にある和菓子屋さんの、鉄ちゃん垂涎(まさに涎が垂れる)都電最中は、ちょうど10年ほど前に当ブログでも一度紹介しています。
今回、弟子達とその友達の鉄小僧のために再訪してみました。

駅舎内展示の写真(モノクロ)をセピア化。映画「ぽっぽや」を彷彿とさせます。

2024.10.28

現役最古の鉄橋(山形県左沢線鉄橋)

山形県中山町の温泉施設「ひまわり温泉ゆ・ら・ら」のそば、寒河江とまたがる最上川にかかるJR左沢(あてらざわ)線最上川橋梁は現役で活躍する国内最古の鉄道橋です。
もともとは明治20年に東海道線(旧東海道本線の木曽川)に架設された橋梁を、大正10年(1921年)に移設したものだそうですが、英国人C.A.W.ポーナルの設計及び施工で、英国から技術と資材を輸入して建設されたといいます。
同じC.A.W.ポーナルの橋で東海道線から移設された(大正12年)鉄橋に、こちらも最上川にかかる白鷹町の鉄橋があります(山形鉄道フラワー長井線)。

遠く月山が見えます

2024.10.20

羽前成田駅

まるで寅さんの映画の冒頭シーンで、ふらっと寅さんが現れるような佇まいの駅舎です。
1922年(大正11年)12月開業。1988年(昭和63年)10月に山形鉄道フラワー長井線となるまで国鉄(その後JR東日本)時代から続く木造駅舎で国の登録有形文化財です。
1997年(平成9年)4月1日からは無人駅となりましたが、地元の「羽前成田駅前おらだの会」の方でしょうか?駅舎内で展示している写真や旧機材の展示をちょうど拝見させていただきました。

駅舎内展示の写真(モノクロ)をセピア化。映画「ぽっぽや」を彷彿とさせます。


山形鉄道株式会社さんの駅紹介

2024.5.24

驫木駅(青森、五能線)

「青春18きっぷ」宣伝ポスター(2002年春版)にも登場する、あこがれの五能線の無人駅、驫木(とどろき)駅(1934年、昭和9年開設)を訪ねました。
一般的に「とどろき」の漢字は「車」が3つになりますが、ここは「馬」が3つです。
半世紀以上前の名作になりますが、寅さんの「男はつらいよ 奮闘篇」(第7作、1971年公開)に、さくらこと倍賞千恵子が当駅に降り立つ場面があるそうです(駅舎は旧駅舎)。さっそくアマゾン・プライムのレンタルで鑑賞。マドンナの花子(榊原るみ)が驫木出身の設定で、その花子を追って驫木に行った寅さんからの遺書ともとれる手紙を受け取ったさくらが心配して驫木に向かうという展開です。
ちなみにこの作品のラストシーン(さくらと寅さんが出逢う場面)は岩木山山麓の「嶽(だけ)温泉」(映画の中でのバス停は岳温泉)ですが、初めて岩木山に登った際に立ち寄った温泉で、ここで購入したトウモロコシの旨さが忘れられません。
「青春18きっぷ」宣伝ポスターには五能線が他にも何か所から登場していますので、いくつになっても青春を感じるには五能線ですね。
ホームから夕陽を鑑賞するには少し早い時間でしたが、夕焼け暦(その日にホームから見える夕日の方角が示されています)もありました。

”「青春18きっぷ」ポスター紀行”(込山富秀、講談社、2015年)には、五能線から3か所のポスターが紹介されています。
驫木駅が登場するポスターはここでご覧になれますね。➡こちら


2023.08.21

旧万世橋駅

秋葉原徘徊のついでに久々に「mAAch ecute(マーチ エキュート)神田万世橋」に立ち寄ってきました。
目的は旧万世橋駅(1912年、明治45年開業、1943年、昭和18年駅休止)のホーム部分が「2013プラットホーム」として整備され、デッキとして蘇っているそうなので、これを見学してくることでした。
もともと当地には交通博物館(2006年5月閉館)があり、子供たちと訪れていた場所です。
交通博物館の後を継いださいたま市の鉄道博物館は名前の通り、鉄道の博物館となったため、交通博物館当時のような自動車や航空機、自転車の展示がないのが残念です。
旧交通博物館では高校時代のあこがれであったブリヂストンのロードマン(ROADMAN、1974年発売)が展示されていたのを大変嬉しく思ったものです。

2023.01.12

旅人をねんごろにせよ

高等温泉で今回の九州旅のスタートを切ったあとは別府駅前を散策してみました。
迎えてくれたのはオジサンが万歳をしているような妙なブロンズ像です。
別府観光の父と呼ばれた油屋熊八(1863~1935)の銅像で、「旅人をねんごろにせよ」とは、熊八が単身アメリカへ渡航中に出会った日系人牧師から教えられたという新約聖書に書かれた一説からで、熊八の別府での旅館業の基本的精神となった言葉だそうです。
いい言葉ですね。
すでに駅前高等温泉や阿蘇りんどう牛乳で「懇ろ(ねんごろ)」にされたと痛感していた小生には身に染みる言葉です。

2022.5.31

映画「鉄道員(ぽっぽや)」の幌舞駅

南富良野から狩勝峠を経て新得へ向かう前に訪ねてみました。
映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地となった駅です。

2022.5.13

今年も目玉の駅「田舎館」へ

一昨年の秋に初めて訪ねてみた弘南鉄道のですが今年も再訪してみました。
サイクルトレインも試してみたいものです 。

2020.9.28

弘南鉄道・田舎館駅のアート

今回の東北の旅が決まって以降、たまたま愛読紙「東京新聞」8月27日付け夕刊に、この駅のことが紹介されており目的地(青森市の浪岡城址)にも近く立ち寄ってみました。

道の駅 いなかだて「弥生の里」や田舎館駅の隣駅の田んぼアート駅も気に入りました。
残念ながら今年の田んぼアート観覧はコロナ禍で中止でした。

2018.5.14

津山まなび鉄道館

津山ネタが続きますが、ここも前々から訪れてみたかった場所です。
1936年に津山駅に造られた旧津山扇形機関車庫を元に2016年開館。
機関車収容線数は現存する施設としては
京都の梅小路運転区(現京都鉄道博物館、2010年7月)
に次ぐ日本で2番目の規模といいますから鉄分の補給には申し分ありません。

急勾配線区向け キハ181形気動車 特急「やくも」

D51は2014年に閉館した交通科学博物館から
移設したものということですから
個人的には久々の再開ということになります。

2018.5.11

美作滝尾駅

前々から行って見たいと思っていた寅さん縁の地をようやく訪れてきました。
昭和3年(1928年)に建てられていますが現役の駅舎です。(2008年には登録有形文化財に)
当ブログでも前に紹介している「御前酒蔵元・辻本店」と同じく映画「男はつらいよ」シリーズ最終作(第48作目)「男はつらいよ 寅次郎紅の花」の冒頭で登場、寅さんが勝山(中国勝山)までの切符を求めた駅です。
(当時は490円でしたが現在は970円)
平成28年度版の岡山県統計年報によれば、当駅の1日当りの乗車人員は39人(うち37人は定期)。次回は是非津山から電車で訪れてみたいものです。

2017.10.16

鹿島鉄道の車両(KR-505)

2007年(平成19年)4月1日、廃線となった鹿島鉄道線を走っていた車両で
現在は鉾田市市営温泉施設「ほっとパーク鉾田」の敷地内に展示されており
鉾田駅保存会が1月と2月を除き定期的に車内公開イベントを開いています。
2000年(平成12年)に「関東の駅百選」にも選定された鉾田駅の駅名板。
もちろん温泉も堪能してきました。

2014.1.11

都電もなか

世話になっている取引先がちょうど都電荒川線の駅近くということで
いつもは車で伺うところを都電を利用してみました。
たまにエコなことをすると嬉しい発見もあるものです。
電車内の広告に表題の最中の広告がありました。
どうやら乗車区間の途中にある和菓子屋さんのようです。
帰りの電車で途中下車して寄ってみました。
こういう時は本当に一日乗車券がありがたいものです。

2014.1.9

ご縁電車しまねっこ号

今年もバタデンに乗車する機会に恵まれました。
昨年に続く出雲大社への初詣でした。
60年に一度の遷宮とあって例年の1.5倍の人出とかで、バタデンこと一畑電車も凄い混みようでした。
しかし東京での痛勤電車に比べれば問題ありません。
なんとちょうど島根県の「ご縁の国しまね」観光PRキャンペーンの一環で
「しまねっこ」を全面ラッピングした「ご縁電車しまねっこ号」に帰りに乗車できました。

床があみだくじです。
みんな自分の座席がどの向いの席とぴったんことなるか、興味津々です。ちょうど私の座席のななめ前にミニスカートの可愛い娘が座っていました。オヤジのかすかな願望があみだの行方を追いかけた結果は???
残念、反対ななめに座るガキンチョでした。
ここでは出雲大社の縁結びの神も、その運をここでは使わないようにとのお達しでした。

バタデンの2100系は京王電鉄(旧・京王帝都電鉄)の5000系がベース。

2013.1.5

「ばたでん」で初詣

あこがれの「ばたでん」で出雲大社へ初詣へ。そんな夢が実現しました。
当ブログの「SKプラザ(松江しんじ湖温泉)」でも紹介した一畑電車ですが、松江しんじ湖温泉から出雲大社前まで1日乗車券でゆったり旅を楽しんできました。

サイクルトレインが利用できるのも魅力のばたでん
(ただし大晦日とお正月は不可)

デハニ52、前回出雲大社前駅を訪問したときは有料でしたが
今回は無料で車内の見学ができました。

帰りは2100系(元京王5000系)で。
台車は東京メトロ3000系から流用したものとか。
(京王の軌間は1372mm、ばたでんの軌間が1067mmのため改軌)

こちらも3000系(元南海21000系)ですが、
一畑グループ100周年を記念し、かつての南海カラーとなっています。
(松江しんじ湖温泉駅にて)

出雲大社前駅にはおしゃれなカフェ&レストランが併設されていました。
店内から駅舎内の電車も見えいい感じです。
右は2100系(元京王5000系)ですが、アイボリーに赤いラインの京王塗装。
しかも正月三が日の期間限定でなんと京王電鉄のヘッドマークをつけて運行していました。
(京王電鉄・富士急行との協同企画で、同型車両を保有している富士急行でも同期間ヘッドマークを掲出とか)

出雲大社では番内(ばんない)さんにも出会えました。
出雲大社のお正月の行事「吉兆さん」も
「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」に少し登場していましたね。

2010.8.12

パーク&ライド(大津-京都)

渋滞といった交通問題に加え環境面からも注目されている、パーク&ライドというものを初めて体験してみた。
名神高速の大津インターで下車し、京阪大津線の浜大津駅近くの駐車場で車をとめ1日乗車券を購入、京都市内及び大津市内を散策した。
京都市内を自家用車で周るのは渋滞や駐車場の問題があるが、このパーク&ライドなら、そんな悩みもなく、車の旅に電車の旅も満喫できるというおまけまでついてきた。
購入した1日乗車件は京阪大津線と京都市営地下鉄全線が、1000円で乗り放題となる切符。
他にもお得な切符がいくつか用意されているようだ。

また駐車した駐車場は駅のすぐそばの大津市浜大津公共駐車場で、ビルの駐車場。
この夏の暑さによる車の中の温度上昇も回避され快適な駐車に。
通常なら早朝から夕方まで3000円近くかかる料金が、わずか500円で(パーク&ライドの特典)で済んだ。
京阪大津線の電車。これがいい。どこか目的のないまま、ゆられて適当に途中下車してみるのもいいものだ。
京都から戻り、石山寺にも足をのばしてみた。
時間が許せば三井寺や穴太も訪れてみたかったのだが。
旅の疲れは沿線に駅から近い銭湯もいくつかあり、ここで夏の汗を流した。
浜大津駅で切符の購入に際しては、駅員にたいへん懇切丁寧に教えていただいた。ありがたい。

2010.7.23

梅小路蒸気機関車館

京都、神社仏閣巡りで疲れた時必ず立ち寄る場所がある。
かつて蒸気機関車の基地であった梅小路機関区の扇形車庫(重文)に日本を代表する蒸気機関車19両が保存され、そのうち7両が動体保存されている(入場券の説明文に基づく)我が国唯一の蒸気機関車専門の博物館。
もちろん主役の蒸気機関車も素晴らしいが、入口で資料展示館となっている旧二条駅舎(明治37年建設)の佇まいがありがたい(現在は京都市有形文化財にも指定されている)。
平安神宮を模して造られたという外観のみならず、ただのベンチにも旅の疲れを癒す包容力が感じられる。
施設全体はJR西日本が所有しており、そばを現役の電車やディーゼル機関車が走っているのも過去と現在の同次元空間を楽しめ評価したい。
入場券はJR西日本のイコカでも購入できるが、なんとJR東日本のスイカが使え、この相互乗り入れ?にも感謝したい。

この写真は2001年に初めて訪問した時のもの。
今回はあいにくの雨の中での訪問だった。

2009.2.21

台湾「縦貫鐵路通車100週年紀念」弁当箱

娘が台湾に旅行に行くというので「お土産は何がいい?」との質問に迷わず「懐旧弁当」の弁当箱を!と答えた。
娘が台北駅(台北站)の鉄道関連グッズ店「台鉄本舗」で、買ってきてくれたのが表題の弁当箱。
中身は食べた?との問いに弁当箱だけでも200元で買えたそうな。
実はこの弁当箱、2003年の京王百貨店恒例の駅弁大会で、苦心の末、手に入れた「お気に入り」と同じシリーズ。
2004年の京王百貨店駅弁大会バージョンも含め、当ブログ2004年3月でも紹介

さて、お土産の2008年縦貫鐵路通車100週年紀念バージョンだが、袋がまさにお弁当入れとして実用的で使いやすそう。
袋のデザインは台北〜花蓮を結ぶ特急タロコ号
10年以上前の旧正月に玉山を山仲間と一緒に登り、下山後、一人で台湾を鉄道で一周したことがある。
途中、地方地方で途中下車し3日くらいかけ台湾を1周。
そのころ立ち寄った台北駅には台鉄本舗(Railway Souvenir Shop)なんてなかったもんだ。駅弁も種類がほとんどなかった。
駅弁の種類も増え鉄道局直営の台鉄本舗ができた現在の台湾、是非訪れてみたいものだ。

お土産は中身は無かったのでさっそく作ってみた。
台湾なのでたいめし(鯛飯、何の関係もないか?インスタントだが)を入れ、中皿には、これまた娘のお土産のからすみを。

2010.7.23

懐舊便當(かいきゅうべんとう)

台湾の駅弁です。今回はこの弁当の入れ物が主役です。
懐舊(懐旧)便當(弁当)は、台湾の鉄道記念日・鉄路節を記念して毎年販売される記念弁当ですが、昨年(2003年)の京王百貨店恒例の駅弁大会で発売され、ものすごい行列を作った弁当です。
私も昨年は3回並び、ようやく手に入れました。
(今年は残念ながら時間がとれず弁当箱はインターネットオークションで
手に入れました。
当然ながら2004年バージョンは中身の弁当の味を楽しめませんでしたが)お気に入りのポイントは、2段重ねの容器(弁当箱、ステンレス製)は登山用のコッヘルに使え、ケースもあり山やアウトドア用品として十分使えるということです。
特に2003年バージョンは山旅にもってこいのケース(バック)です。
2003年と2004年の懐舊便當の違いは、特製バック(ケース)の他、2004年には箸もついていました。
2004年バージョンの特性バックは汽車をモチーフしてあります。